コルビュジエ、ミースの椅子が!埼玉県立近代美術館に行ってきた【黒川紀章建築】

先日、埼玉県立近代美術館へ行ってきました。

建物の設計は、黒川紀章氏が手掛けています。

この美術館は「椅子」を多く揃えていて、なんと、

  • ル・コルビュジエ
  • ミース・ファン・デル・ローエ

が手掛けた椅子がありました。

「バルセロナスツール」ミース

世界三大巨匠の2人の椅子があるなんて驚きです。

常設展でも、モネやピサロ、ルノアール、草間彌生の絵画を見ることもできました。

「ジヴェルニーの積みわら、夕日」クロード・モネ

たった200円でここまで楽しめるとは思いませんでした。コスパ最高すぎ!

こんな感じで、訪問レポートを書いていきます。

埼玉県立近代美術館に行ってきた

外観

新宿から電車で35分ほどの「北浦和駅」から徒歩3分、大通りに囲まれた公園内にありました。

元々は旧制浦和高校が建っていた場所に、この美術館が作られました。

格子状の鉄筋コンクリート。ここは鳩の居場所になっていました。笑

半野外空間になっています。

入り口は、波打つようなガラス張り。

同じく黒川氏が手がけた東京六本木にある、「国立新美術館」でも波打つガラス張りになっていますね。

かっこいい。

入り口を半野外空間にして、公園と美術館の「共生」を意識しているそうです。

そういえば確かに、スムーズに公園から美術館まで入ることができました。

横を見ると、何か刺さっています!

こちらは、彫刻家田中米吉氏による彫刻です。

建物の完成後に、つけたられたそう。

どうやってつけ加えたのでしょうか。

かっこよい。

内観

中に入っていきます。

エントランスホールはこちら。

広々としています。

入り口の曲面に合わせて、椅子もうねっています。

イタリアンレストランもありました。

写真では分かりづらいですが、中は広く、テラス席も充実しています。

美術館内のレストランでランチって、おしゃれすぎますね。憧れます。

椅子

埼玉県立近代美術館は、「椅子」が充実しています。

他の美術館にはない特徴ではないでしょうか。

まず始めに見たのは、こちら。

なんとあのル・コルビュジエが手掛けたチェアです。

正確に言うと、

  • ル・コルビュジエ
  • ピエール・ジャンヌレ
  • シャルロット・ペリアン

3人の共作。

「休養の為の機械」とコルビュジエが呼んだそう。

パイプの位置を変えることによって、寝る角度を合わせることができます。

めちゃくちゃ寝てみたかったのですが、こちらは展示だけでした。

さらに、ミース・ファン・デル・ローエの椅子もありました。

「バルセロナスツール」です。

ステンレスの足は、はさみをテーマとしているそう。ミースの名言である「Less is more」(少なさは豊かさ)を体現している気がします。

バルセロナスツールは椅子だけではなく、フットレストとしても使われます。

こちらは座ることができました。

まずクッションがふかふかで気持ち良い。見た目的に「上下に動くのかな」と思っていましたが、しっかり安定しています。笑

高級な椅子に座ったのは、はじめてかもしれません。良い体験ができました。

ちなみに3台も並んでいました。

美しいです。

他にも印象的な椅子がありました。

「マリリン」です。座れませんでした。

埼玉県立近代美術館では数十種類のデザインチェアがあり、一定の期間で入れ替えているそう。

椅子だけでも楽しめちゃいます。

常設展

たった200円で見られる常設展では、充実していて驚きました。

「ジヴェルニーの積みわら、夕日」クロード・モネ

「エラニーの牛を追う娘」カミーユ・ピサロ

緑が綺麗で良かったです。

「A.Q. INFINITY NETS」草間彌生

サイズが大きく、網目の細かさに驚きました。

これが草間氏の幻覚だと考えると、、。

美術に疎いぼくも、とても楽しめました。

他にもピカソ、ルノアール、シャガール、日本画など色々所蔵しているようです。

見られるのものは展示テーマによります。

アトリウム

常設展を見終え、建物の中央にあるアトリウムへ。

ここにも展示があります。

天井はこんな感じ。

ガラス張りになっています。ここは展示を吊るすこともできるようです。

ここは地下です。なのにこんなに明るい!

吹き抜け空間なので、上から太陽光が注がれています。

地下でこんなに明るいって凄い。

カプセル

美術館から出て、公園の端にあるカプセルを見に行きました。

黒川紀章氏の代表作「中銀カプセルタワービル」のカプセルです。

住居空間になっています。

宇宙船の一部屋みたいです。

普通に生活できますね。

「はえー」と言いながら見てました。

思ったより大きめ。

埼玉県立近代美術館に行ってきた まとめ

この記事は、「コルビュジエ、ミースの椅子が!埼玉県立近代美術館に行ってきた【黒川紀章建築】」を書きました。

埼玉県立近代美術館、良かったです。

  • 美しい美術館
  • 巨匠の椅子
  • 巨匠の絵画
  • カプセル

たった200円で楽しめすぎです。コスパ最強の休日の過ごし方でした。

ぜひ、行ってみてください。

以上です!

>>「埼玉県立近代美術館」の詳細はこちら

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