先日、埼玉県立近代美術館へ行ってきました。
建物の設計は、黒川紀章氏が手掛けています。
この美術館は「椅子」を多く揃えていて、なんと、
- ル・コルビュジエ
- ミース・ファン・デル・ローエ
が手掛けた椅子がありました。
![](https://miseru-museum.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_1292-1024x768.jpg)
世界三大巨匠の2人の椅子があるなんて驚きです。
常設展でも、モネやピサロ、ルノアール、草間彌生の絵画を見ることもできました。
![](https://miseru-museum.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_1293-1024x768.jpg)
たった200円でここまで楽しめるとは思いませんでした。コスパ最高すぎ!
こんな感じで、訪問レポートを書いていきます。
目次
埼玉県立近代美術館に行ってきた
外観
新宿から電車で35分ほどの「北浦和駅」から徒歩3分、大通りに囲まれた公園内にありました。
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元々は旧制浦和高校が建っていた場所に、この美術館が作られました。
格子状の鉄筋コンクリート。ここは鳩の居場所になっていました。笑
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半野外空間になっています。
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入り口は、波打つようなガラス張り。
![](https://miseru-museum.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_1270-1024x768.jpg)
同じく黒川氏が手がけた東京六本木にある、「国立新美術館」でも波打つガラス張りになっていますね。
かっこいい。
![](https://miseru-museum.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_1272-1024x768.jpg)
入り口を半野外空間にして、公園と美術館の「共生」を意識しているそうです。
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そういえば確かに、スムーズに公園から美術館まで入ることができました。
横を見ると、何か刺さっています!
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こちらは、彫刻家田中米吉氏による彫刻です。
![](https://miseru-museum.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_1275-1024x768.jpg)
建物の完成後に、つけたられたそう。
どうやってつけ加えたのでしょうか。
かっこよい。
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内観
中に入っていきます。
エントランスホールはこちら。
![](https://miseru-museum.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_1280-1024x768.jpg)
広々としています。
入り口の曲面に合わせて、椅子もうねっています。
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イタリアンレストランもありました。
![](https://miseru-museum.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_1288-1024x768.jpg)
写真では分かりづらいですが、中は広く、テラス席も充実しています。
美術館内のレストランでランチって、おしゃれすぎますね。憧れます。
椅子
埼玉県立近代美術館は、「椅子」が充実しています。
他の美術館にはない特徴ではないでしょうか。
まず始めに見たのは、こちら。
![](https://miseru-museum.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_1286-1024x768.jpg)
なんとあのル・コルビュジエが手掛けたチェアです。
正確に言うと、
- ル・コルビュジエ
- ピエール・ジャンヌレ
- シャルロット・ペリアン
3人の共作。
「休養の為の機械」とコルビュジエが呼んだそう。
パイプの位置を変えることによって、寝る角度を合わせることができます。
めちゃくちゃ寝てみたかったのですが、こちらは展示だけでした。
さらに、ミース・ファン・デル・ローエの椅子もありました。
![](https://miseru-museum.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_1291-1024x768.jpg)
「バルセロナスツール」です。
ステンレスの足は、はさみをテーマとしているそう。ミースの名言である「Less is more」(少なさは豊かさ)を体現している気がします。
バルセロナスツールは椅子だけではなく、フットレストとしても使われます。
こちらは座ることができました。
まずクッションがふかふかで気持ち良い。見た目的に「上下に動くのかな」と思っていましたが、しっかり安定しています。笑
高級な椅子に座ったのは、はじめてかもしれません。良い体験ができました。
ちなみに3台も並んでいました。
![](https://miseru-museum.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_1292-1024x768.jpg)
美しいです。
他にも印象的な椅子がありました。
![](https://miseru-museum.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_1310-1024x768.jpg)
「マリリン」です。座れませんでした。
埼玉県立近代美術館では数十種類のデザインチェアがあり、一定の期間で入れ替えているそう。
椅子だけでも楽しめちゃいます。
常設展
たった200円で見られる常設展では、充実していて驚きました。
「ジヴェルニーの積みわら、夕日」クロード・モネ
「エラニーの牛を追う娘」カミーユ・ピサロ
緑が綺麗で良かったです。
「A.Q. INFINITY NETS」草間彌生
サイズが大きく、網目の細かさに驚きました。
これが草間氏の幻覚だと考えると、、。
美術に疎いぼくも、とても楽しめました。
他にもピカソ、ルノアール、シャガール、日本画など色々所蔵しているようです。
見られるのものは展示テーマによります。
アトリウム
常設展を見終え、建物の中央にあるアトリウムへ。
ここにも展示があります。
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天井はこんな感じ。
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ガラス張りになっています。ここは展示を吊るすこともできるようです。
ここは地下です。なのにこんなに明るい!
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吹き抜け空間なので、上から太陽光が注がれています。
地下でこんなに明るいって凄い。
カプセル
美術館から出て、公園の端にあるカプセルを見に行きました。
黒川紀章氏の代表作「中銀カプセルタワービル」のカプセルです。
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住居空間になっています。
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宇宙船の一部屋みたいです。
普通に生活できますね。
![](https://miseru-museum.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_1319-1024x768.jpg)
「はえー」と言いながら見てました。
思ったより大きめ。
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埼玉県立近代美術館に行ってきた まとめ
この記事は、「コルビュジエ、ミースの椅子が!埼玉県立近代美術館に行ってきた【黒川紀章建築】」を書きました。
埼玉県立近代美術館、良かったです。
- 美しい美術館
- 巨匠の椅子
- 巨匠の絵画
- カプセル
たった200円で楽しめすぎです。コスパ最強の休日の過ごし方でした。
ぜひ、行ってみてください。
以上です!